為替レート
外国為替の取引において、外貨との交換比率のことを為替レートと呼びます。
ある通貨を他の通貨に替える時に必ず決定されるレートです。
為替相場、通貨レートと呼ばれることもあり基本的に外国為替市場で決定されます。
市場で決定された為替レートをMERと呼びます。
為替レートは貿易や国家間での通貨の送金など、国境を越える取引において必要な外国為替の交換率のことを意味します。
為替レートは常に経済情勢の変化によって変動します。
ある通貨に対して他の通貨の価値が増大した場合はその通貨は増価したと言い、逆に減少した場合は減価したと表現します。
経済の状態などにより中央銀行などが介入したり、固定相場レートが変更されたりと、為替レートが人為的に変更される場合もあります。
その場合、自国の通貨が増価していれば切り上げ、減価していれば切り下げと呼んでいます。
一般にニュースや新聞などで見聞きする為替レートは、銀行間で外国為替取引を行う時のレートです。
為替レートは細かくは刻々と変わっていますが、銀行の為替窓口ではその日の相場動向を見越して仲値と呼ばれる基準相場を決めて、銀行間での為替レートが大きく動くことがない限り、日中はその相場を基準に取引を行うことが多いのです。
現在日本は国際基軸通貨である対米ドルとの為替レートは変動相場制で、需要と供給の関係で日々変動しています。
為替レートは経済上の国際関係を見る上でも一つのわかりやすい基準になると言えます。